児童発達支援とは?
発達に心配のあるお子さまや、障がいを持ったお子さまが、できる限り身近な場所で支援を受けられるよう、療育を行う専門性ある事業の名称です。
未就学のお子さまに対しての共通支援課題は
・他者を認識する
・他者のお話を聞く
・お座りをする
と考えております。これらをひたすら繰り返し繰り返し行います。
<0歳から小学校入学前までが対象>
子どもたちは放っておくと、ひたすらウロウロ歩き、走り、飛び回り、目に入った興味があるものに触れ、口に入れようとしたりします。
ぐるぐる回っていたり、なども含めてそれを個性と呼ぶこともできますが、障がい者としてではなく、ひとりの人間として生きていくときに、その個性は「勝手」という言葉に変換されます。
かといって、強制的に自由や勝手を取り上げることもできません。
勝手ばかりでは、社会や学校に出た時に、必ず衝突します。その衝突が、お子さまの行動や気持ちを萎縮させてしまうので、そうならないように勝手から、しつけ、そしてルールの理解へと導いていきます。くり返し、くり返し練習します。でもその練習の強制要素が強ければ、お子さまは反発して訓練の土台にも上がりません。
たとえば、お友だちとコミュニケーションがうまくできないお子さまには、子どもの小集団に複数の指導者が仲介に入り、お子さま同士で「楽しく遊べた」といった経験を積み上げます。
ほかにも、お椅子に座ることができない子は、椅子取りゲームや、だっこゲームなど強制要素を少しでも取り払い、座るということを覚えていただきます。
放課後等デイサービスとは?
以前まで障害の種類・年齢によってうけられる福祉サービスの内容などが決められていたのが、平成24年4月1日、障碍者自立支援法・児童福祉法等の一部改正により、どの障害のお子さまも共通のサービスを利用できるよう制度が一元化され、施設・事業が再編されました。
放課後等デイサービスは、療育が必要と認められるお子さまの学齢期における支援の充実のため創設されました。
<就学児童(満18歳まで)が対象>
原則として、就学児童が対象です。
放課後等デイサービスは、放課後や長期休暇中においての療育の場(日常生活動作の指導、集団生活への適応訓練など)であるとともに、放課後などの居場所、
また、レス パイトケア(ご家族のかわりに一時的にケアを代行することで、リフレッシュしていただく家族支援サービス)としての役割を担っています。